2013年8月も末となり、ある感慨に耽っています。
私がフランス留学を目指して旅立ったのが、ちょうど10年前の8月26日でした。
先に留学して一時帰国していた先輩がいたのですが、彼女がフランスへ戻る日に合わせて同じ飛行機に乗っての出発でした。パリに到着してからも受験が終わるまでの3ヶ月間同居させてもらい、大変大変お世話になりました。
この先輩がいなかったら、私はあんなにスムーズに留学生活を始めることなんて出来なかったことでしょう。両親共々感謝しています。
夢見ていたフランスへ来れた嬉しさの勢いもあり、受かると思ってなかった学校へ受かってしまいました。その後の2年は山あり谷ありでしたが、あんなに凝縮された濃い時間はもうまたと無いだろう…と今のところ思っています。
あの頃しか出来ないことが出来たこと、それを応援して送り出してくれた両親に感謝しています。
無事卒業し、帰国したての頃は、「留学して本当に良かった、けれど同じことはもう出来ない」と思っていました。
しかし8年も経ち、一応社会人として(?)様々な経験と苦労を重ね、結婚もした今、留学の苦労は可愛いもんだったかなと感じます。単に記憶が薄まっただけかもしれませんが(笑)
逆に考えると、あの頃あれだけ踏ん張れたんだという記憶が、今の私の支えになっているかもしれません。
10年ものの思い出のパスポートも期限が切れ、人生の節目を感じる夏となっています。