petit à petit

沖縄在住ピアノ弾き、運天暢子(うんてんのぶこ)の気まま日記

子守唄

何か眠れなくて日記更新です。

母のことを書こうと思います。

私がピアノを習い始めたのは小学校入学と同時でした。

その時、両親が新品のアップライトピアノを買ってくれました。

それまでは家に楽器という楽器は無く(鍵盤ハーモニカで遊ぶくらい)、レコードはいくつかあったようですが、私が物心ついた頃にはレコードプレーヤーが壊れていましたたらーっ(汗)

という環境の中、幼児期の私にとって、最初の音楽環境、音楽的な原風景の様なものになったものがもしも在るとすれば、

それは多分、母の子守唄です。

一人っ子ということもあって、母はいつでも私にかまってくれました。

寝る前、私が母に甘えると、母はベッドの上で私を腕に抱えて、色んな歌を歌ってくれました。確か小学校低学年の頃まで、ほとんど毎晩でした。

あの安心感、幸せ、今でも鮮明に思い出すことが出来ます。

今、私がピアノを弾く時に究極的に追い求めたいものは、もしかしたら、あの感じかもしれません。

今、母はさすがに子守唄は歌ってくれませんが、よく歌を歌っています。美空ひばりなんか、まるで母のオリジナルの様に絶妙です。

いつまでもお母さんはお母さんです。

お母さん、ありがとう。