またまたご無沙汰しています。
5月の連休は2人で東京へ行って来ました
東京国際フォーラムで開かれた音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」を聴きに行ったのですが、今回はたっぷり休みが取れたので、余裕の日程でした。
コンサート以外にも、お互いの友人に会ったり、義弟くんとカラオケに行ったり(私はやっぱり歌うべきじゃなかった!)、CD屋めぐりやら古本屋めぐり、あちこち観光に美術館…とお腹いっぱいの旅ができました。
今年のラ・フォル・ジュルネのテーマは、生誕200年のショパンでしたが、同じく生誕200年で旦那の愛するシューマンも少し取り上げられていました。もっと取り上げられても良いのにな~
聴けたコンサートの中で、とりわけ感激したのは、フランスの若きピアニスト、ヌーブルジェの演奏でした。曲はシューマンコンチェルト。
私がフランスにいた頃、2004年に開かれたロン・ティボーで3位に入賞していて、その時の演奏を覚えているので、5年半経って今回聴けるのを楽しみにしていました。
心の中の塵を一気に吹き飛ばしてくれるような、爽やかで、それはそれは美しい演奏でした。1986年生まれとのことなので、まだ23か24歳だというのに、すごく「文化の香り」を感じさせるんです。さすが、フランスが育んだ天才だからでしょうか。
あと感じたのは、彼の中で、音楽への「衝動」と「統率力」という相反するものが激しく拮抗していて、そこから独特の魅力が生まれているのかなぁと思いました。
もう一つ、最近こんなに引っ張りだこの売れっ子なのに、演奏からお金の匂いが全然しないように感じました。変な表現ですが…
もう一人、また全然違う衝撃を受けたピアニストがいます。
イーヴォ・ポゴレリッチ。
また今度書きたいと思います。