2つの演奏会はお蔭様で供に無事終わりました。聴きにいらしてくれた方々、応援してくれた皆様ありがとうございました。
14日の卒業演奏会はテューバの伴奏でした。このテュービストさんとボザコンチェルトを協演するのは、今回でもう4回目!
大学内での試験に始まり、コンクールを経て、卒業演奏会…1年半の中で、4回も同じ曲でご一緒したわけです。ステップを踏んでゆくごとにひとかわもふたかわも剥けて頼もしくなってゆく演奏に接することができ、私としても身につまされる想いでたくさん勉強させてもらいました。
この春からは東京芸大大学院に進むそうで、またいつか演奏を聴かせてもらう日が楽しみです。
20日は相方と連弾してきました。
本番への準備過程においては、ソロにせよ伴奏にせよ、何だって山あり谷あり紆余曲折があるものですが、パートナーとの連弾となると、それがいつにも増してドラマチックになる気がします。
でも衝突も経た分、本番を達成した喜びも格別です(のろけ)
岡本太郎が言った有名な言葉「芸術は爆発だ!」がありますが、昔この言葉だけを初めて聞いた時、何も知らない私は全く好きになれませんでした。爆発すりゃいいもんじゃないでしょうとか思って。
しかしおいおい知ったことによると、この「爆発」というのは、2つ(かそれ以上?)の全く違ったもの同士が、遠慮や先入観なしにすべてをさらけ出してぶつかり合い、そこから新しいものが生まれるのだ。ということだそうです。これを知ってとても感動したのでした。きっともっともっと深い解釈があると思うのですが。
人生の色々な場面でこういう「爆発」はとても大切なものの一つなのかもしれません。でもとても難しそう。
話がそれましたが、連弾でこういう「爆発」を目指していけたらと思うのです。何が生まれるかな?
しばらく連弾は温存します。