3月29日、東京音大へやって来ました。
最近新しく建てられた校舎らしく、すごい綺麗で立派!これが学校かぁとたまげました。
写ってませんが、写真の右手に事務があり、まるでホテルのフロントのよう・・・トイレも超きれいです(笑)
吹き抜けの開放感が気持ち良いです。
左手にあるホールで、2日間に渡って研究大会が行なわれました。
今回のテーマは「北欧のピアノ音楽」
ノルウェーのピアニスト、アイナルステーン=ノックレベルグ(覚えられない)や舘野泉をはじめとする講師陣によって、充実した大会が開かれました
1日目最初はピアノ指導法講座。「ソナチネ再考」と題して、形式や和声感を自然に身につけられるソナチネの良さを改めて見直そう!という内容でした。
今、私の子供の生徒さんでソナチネに取り組んでいるのは一人です。ソナチネにいけるまでが大変ですね。数年後を楽しみに・・・みんな早く大きくなあれ!
その次は、ノックレベルグの著書を日本語に訳した人による講演で、何とも温かみのある素敵なおじいちゃんの登場に会場が和みました。
「ロマン性と叙情性は違う」という言葉が印象的でした。
お昼を挟んで午後は、舘野泉の登場です!
こんなに大きな会場で数百人の観衆を前に話しているとは思えない自然体の語り口で、会場全体が魅了されていました。
脳溢血という壮絶な経験を乗り越えていらっしゃるせいでしょうか、時間の流れ方、空間が、全く別次元から来た人という感じです。
お弟子さんの演奏を交えてフィンランドの作曲家の紹介で進んでいき、最後は舘野氏自身の演奏で「小泉八雲の怪談による3つのバラード」、圧巻でした。
夜はノックレベルグ氏によるリサイタル。グリーグのバラード、リストのハンガリー狂詩曲、そしてベートーヴェンのディアベッリ変奏曲でした。
何もかもが大きくて(音量が大きいという意味ではなく)、全てを持っている、何でも与えてくれる、「そこに在りき」という感じで、北欧の自然の雄大さそのものを想像させるような演奏でした。
大会1日目でもうお腹いっぱいです。
沖縄から、私が高校までお世話になっていた先生もいらしていて、夕飯をご馳走してくださいました。池袋東口のパルコ内にある韓国料理屋さんへ~
恩師と旅先でお酒が飲めるなんて2人ともハイテンションで、普段は絶対話さないような話をいっぱいしました。先生「今日は忘れられない夜になる」とおっしゃっていましたが、私も忘れられません。
お腹も心もいっぱいでなかなか眠れない夜を明かしました。